本について
書名 描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ
著者名 矢嶋美由希
出版社 CCCメディアハウス
読後の印象
マインドマップに対するよくある誤解を解き、マインドマップを身近に感じさせてくれる本です。
私もこの本を読んで、ある問題についてマインドマップを描くことで、頭がスッキリ整理できました。
ふだんから気軽に描いて活用していきたいと思いました。
詳細
この本を通読すれば、マインドマップを日常的に楽しく活用できるようになります。
著者の矢嶋美由希さんはブザン公認マインドマップインストラクターの方で、コーチングもしており、この本も大変わかりやすく書かれています。
マインドマップの成り立ちから最近の展開まで書かれており、マインドマップに対するよくある誤解が解け、決して怪しい技法ではなく、むしろふだんから使えて役立つものであり、そしてコミュニケーションツールなんだということがわかります。
マインドマップはもともと記憶力向上のために開発されたもので、記憶や学習に向いているのは当然として、頭の中を整理する、自分の思考をそのまま思い出せる、忘れていたことを思い出す、『自分が知らないこと』が何かを知る、自分のことや考えを他人に伝えられる、等のメリットがあることに納得がいきます。
例えばマインドマップはテーマ全体の構造や項目のつながりが描かれ、テーマを分解していった過程も一目でわかります。
それによってテーマの全体を俯瞰でき、一つのテーマを隅々まで検証でき、テーマ全体の構造や仕組みが感覚で理解でき、一つのテーマを様々な視点から見られます。
その結果頭の中でごちゃごちゃしていた情報が綺麗に整理され、頭の中がスッキリ整理されます。
また、自分の思考をそのまま描き出せるため、自分なりの思考に従うことで描いた内容を無理なく思い出せます。
そして思い出し漏れが少なくなり、うっかり忘れも少なくなります。
自分の考えを図解化することで、他人に自分の考えを理解してもらえます。
それによって自分の考えや自分を他人に伝えられ、コミュニケーションに活用できます。
マインドマップを描く上での7つのルールや留意点もわかりやすく詳説され、実例も豊富に載っているので、この本だけでマインドマップが描けるようになります。
実例には身近なものが多数載っており、マインドマップはどんな場面に使ってもいいんだと得心がいきます。
また実例にはマインドマップを描いた人たちのコメントと著者の解説がついているので大変わかりやすく、楽しみながら自分でも活用できるようになります。
まとめ
この本にある様々な活用例を目にしてください。
そして実際に自分でマインドマップを描いてください。
この本を読むとマインドマップが身近なもので、日常的に使えて役立つものなのだとわかります。
そして自分でもふだんからマインドマップが使えるようになります。
きっと頭がスッキリ整理されアイデアが湧いてくるようになるでしょう。
補足
単行本よりKindle版の方が2割ほど安く買えます(2017年2月現在)。
ただし環境によってはKindle版はマインドマップ画像が小さく表示されるために読みにくい場合がありますから、ご心配なら紙の本をお勧めします。
Amazonの内容紹介より引用
もやもやとした悩みをスッキリ解決!
ごちゃごちゃな日常をサッパリ整頓!
マインドマップはビジネスマンだけのものではありません。
買い物リストに、休日のランチ決めに、旅行プランに、さらに、話し合いやコミュニケーションにも大活躍。
日常のさまざまなシーンでマインドマップを活用しよう!
この本の目次
はじめに
1マインドマップとは
マインドマップができるまで
ふだん使いのマインドマップ
マインドマップは究極のコミュニケーションツール
マインドマップの基本のき
2みんなのマインドマップ活用例① 日常生活で
緊急時対応のマインドマップ
マインドマップを紹介するマインドマップ
マインドマップで買い物メモ
自分を振り返るマインドマップ
スピーチのためのマインドマップ
マインドマップで家族会議
家族旅行の計画マインドマップ
夏休みの計画マインドマップ
3みんなのマインドマップ活用例② 学びのために
子どもがマインドマップを描いたら
マインドマップで作文を考える
課題を確認するマインドマップ
マインドマップで漢字学習
大学受験勉強のためのマインドマップ
講義にマインドマップを取り入れる
マインドマップがつないだ心の交流
4みんなのマインドマップ活用例③ 仕事で
マインドマップ手帳
情報を収集・共有するマインドマップ
マインドマップでトラブル解決
マインドマップで講演メモをとる
聞いた話をまとめるマインドマップ
マインドマップで業務内容を見直す
計画実現のためのマインドマップ
将来設計のマインドマップ
5マインドマップの7つのルール
用紙−−描き心地のよい紙と出会いましょう
セントラルイメージ−−上手な「絵」は必要なし
カラー−−とにかくカラフルに!
枝(ブランチ)−−セクシーな曲線が理想
言葉(単語)−−章ごとにタイトルを
構造化−−意識しすぎると逆効果
TEFCAS−−とにかくやってみる
6マインドマップを描いてみよう
自己紹介のマインドマップ
スケジュール管理のマインドマップ
セントラルイメージの簡単な描き方
自分を知るマインドマップ
マインドマップでコミュニケーション
おわりに
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