マインドマップについて

知的生産

マインドマップとは

後述する7つのルールに従って、思考したいテーマを中央にイメージとして描き、そのテーマから伸びる枝(ブランチ)にテーマを分解した単語を書き、その枝からやや細い枝が伸び、その枝にさらに分解した単語を書き、という作業を繰り返していく図解です。

トニー・ブザン氏が開発しました。

Mindmap

7つのルール全てを守ったマップをフルマインドマップ、そうでないものをミニマインドマップといいます。

マインドマップのメリット

以下、制限付きではありますがメリットです。

頭の中を整理できます

テーマ全体の構造を俯瞰的に隅々まで様々な視点から見ることができるので頭がスッキリ整理されます。

描くことで感覚的に理解できます。

覚えられ思い出せます

自分の思考過程をそのまま描き出せるので、必要なことを無理なく思い出せ、うっかり忘れが少なくなります。

描く過程で、忘れていたことを思い出せます。

思いつきがひらめきます

描く過程で、思いつかなかったことを思いつきます。

自分を知ることができます

自分が「何を知らないか」も知ることができます。

他人に伝えられます

考えを図解化することで、他人に自分の考えを理解してもらえます。

7つのルール

用紙に描く

用紙は無地で、A4かA3サイズ、横向き。

一枚の紙に書き出します。

セントラルイメージ

絵である必要はありません。

5分程度で描きます。

メインブランチを描きやすいよう直径5センチ程度に描きます。

カラー

多数の色を使ってカラフルに描きます。

カラフルな色はブランチの形と相まって図を思い出す際に役立ちます。

枝(ブランチ)

有機的な曲線をつなげて描きます。

ブランチの太さによって重要な要素、具体的で細かな要素、を表します。

テーマから伸びているメインブランチが一番太く、次の階層に行くに従って細く描きます。

ブランチの長さは、単語の長さと見合った長さにします。

単語

一つのブランチに一つの単語を書きます。

ブランチの太さに見合った単語の文字の太さにして、単語と重要度とのつながりをわかりやすくします。

構造化

階層と序列

メインブランチ、次のブランチ、と先に行くに従って、同じ系統の言葉で、具体的に細かく書いて階層化していきます。

具体例としては、メインブランチ=夕飯、次のブランチ=魚料理、次のブランチ=焼き物、次のブランチ=鯵の塩焼き、鯛の姿焼き、ブリの照り焼き・・・のようになります。

この例で、鯵の塩焼き、鯛の姿焼き、ブリの照り焼きをどう並べるかのように、決めた法則に従って序列化します。

TEFCAS

Trial, Event, Feedback, Check, Adjust, Successの略です。

全てを試すこと、実行すること、実行した結果のフィードバックを得ること、チェックすること、調整すること、成功すること、の実践を意識して描くことです。

留意点

脳の第一言語といわれるイマジネーション&アソシエーション(イメージすることと連想すること)に留意します。

目的意識を持って描きます。

活用例

計画策定、業務改善、スケジュール管理、学習、記憶、思考・アイデア発想、読書、メモ書き、作文等多数あります。

最後に

7つのルール、特にTEFCASなど難しそうという印象を受けるかも知れませんが、マインドマップはもっとずっと気軽に使えるものです。

日常生活にどう使えるか、具体例を見て見たいという方には、この記事を書く上で参考にした『矢嶋美由希著 描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ』がおすすめです。

 

参考文献 矢嶋美由希著 描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ CCCメディアハウス

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